前日の雨がうそのように晴れ渡ったこの日、大阪の最高気温は26度。初夏を思わせる太陽の日差しに負けない熱気が会場を包んだ。

 演奏を披露したのは阪大「The New Wave Jazz Orchestra」、龍谷大「JAZZ BIRD ORCHESTRA」、大手前大「Jazz Skyscraper」、天理大「ALS Jazz Orchestra」、立命「R.U Swingin Herd Orchestra」と、企画バンドのガールズバンド、大阪城ジャズフェスに参加経験のあるOBGらで作った「Double Force Jazz Orchestra」、京都在住のアーティストを中心とするプロバンド「Kyoto Composers Jazz Orchestra」。それぞれの長所を存分に発揮し、観客を魅了した。

○大阪大学The New Wave Jazz Orchestra
 ジャズの巨匠、カウント・ベイシーの「Wind Machine」など4曲を演奏し、トップバッターを飾った。コンサートマスターの久木田亮さん(3年)は「お客さんのリアクションがよくて、すごく楽しかった」と話した。

○龍谷大学JAZZ BIRD ORCHESTRA
 他サークルから借りてきたというよさこい踊りの衣装を身にまとい、「Sixteen Men Swingin’」など4曲を披露。「めっちゃ緊張した」というコンサートマスターの太田真哉さん(3年)は「良い感じで演奏できた。文句ないです」と演奏を振り返った。

○大手前大学Jazz Skyscraper
 ファンク、ラテン、フュージョン、16ビートなど、他のバンドとは一風変わった曲にチャレンジしている。今回は「Good News」など3曲を演奏し会場を盛り上げた。メンバーの中には1年生もおり、その中の1人である礒野哲至さんは「お客さんがものすごく拍手してくれてやりやすかった」と笑顔を見せた。

○天理大学ALS Jazz Orchestra
 元気が売りの「雑食バンド」。「El Futuro」など、さまざまな楽曲を大迫力の音量で演奏し、会場を圧倒した。夏に控えているYAMANO BIG BAND JAZZ CONTESTでは、上位入賞を狙う。コンサートマスターの西澤昇さん(4年)は「まだまだ20点ぐらいの出来」と苦笑い。

○立命館大学R.U Swingin Herd Orchestra
 カウント・ベイシーの「Basie」などを披露。メンバーの平均年齢が20歳以下で、ほとんどがC軍1年目だったものの、堂々とした演奏で盛り上げた。コンサートマスターの松井あずみさん(3年)は「みなさんノリノリで聞いてくださって、気持ちよくできた」と話した。