辛くも勝利するも、攻守に課題が残る試合だった。

 試合残り1分、谷口はタックルを受けつつも、フリーで抜け出した宜本へ逆転のTDパスを決めた。「練習通りのプレー。投げてくれると信じていた」と話す宜本。

 しかし、試合は日大にロングパスを何本も通され守備の課題を露呈。試合後のミーティングでは「守備では日大に負けていた」と檄が飛んだ。主将のLB佐藤も「気持ちの面で負けていた」と満足のいかない様子。
 攻撃では大事なところでファンブルやインターセプトを受けるなどミスを連発。「(逆転のTD)あれはラッキーだった。オフェンスは致命的なミスがあった」と険しい表情の米倉ヘッドコーチ。「これから厳しく追求していきたい」(米倉ヘッドコーチ)。
 昨年のリーグは2連覇に挑んだものの、結果は3位に終わった立命。今年は王者奪回へ向け慢心はない。

●<第60回長浜ひょうたんボウル>(4月29日・<長浜ドーム>)

  1Q 2Q 3Q 4Q
立命 6 9 0 15 30
日大 0 13 0 14 27