○立命 4発で甲南大沈める

 頼れる主将の先制点が、前節関大を破り、勢いに乗る甲南大を沈黙させた。

 「前が空いたので振りぬこうと思った」(DF前野主将)。前半15分、PA何でパスを受けると迷うことなくシュート。このゴールを皮切りに立命は4ゴールを挙げ、退場者を二人出した甲南大を圧倒した。前節までの2試合がセットプレーでの得点のみだったが、この試合はすべて流れの中から。前野は「自分たちのペース、流れで試合を運べた」と満足げに話した。

 次節は同じく3連勝中の同志社。前野は「負けられない」と闘志を燃やしていた。

●<関西学生サッカー前期リーグ第3節>(4月17,18日・<高槻市立萩谷総合公園サッカー場ほか>)

立命 4 3-0 1

甲南大

1-1

前野
坂本

村上

淵本

得点者

原田昴(PK)

 

○関学 リーグ戦初黒星喫す

 ゴールが遠い。相手に攻撃の流れを止められ、なかなかシュートを打つことができなかった。「相手にうまく守られた」。MF渡辺主将はそう振り返った。

 試合開始直後から、スピードに乗った攻撃を仕掛けてくる相手に苦戦する。悪い流れを断ち切ろうとする関学イレブンだったが、前がかりになったところを狙われ、カウンターから失点。その後もゴールを挙げることはできず、0-1で敗れ、開幕3連勝とはならなかった。

 連勝を続け、いい流れを作りたかった関学にとって痛い黒星。だが、「負けをしっかりと受け止めて、大産大戦につなげたい」と渡辺主将は下を向いてはいない。切り替えて、次節での勝利を誓った。

●<関西学生サッカー前期リーグ第3節>(4月17,18日・<高槻市立萩谷総合公園サッカー場ほか>)

関学 0 0-0 1

近大

0-1
  得点者

皿谷

 

○関大 得点奪えず連敗

 前節に続き、白星を逃す結果となった。「攻めても、守ってもいない。いいプレイができないとサッカーができないのは、サッカー選手じゃない」と島岡監督は厳しい表情を見せた。

 前半は両者とも相手陣地に積極的に踏み込めず、後半へともつれ込んだ。後半に入ると関大は桃山学大に押され始め、25分に失点。選手に焦りが見え始め、チームプレーより、個人プレーが目立つように。得点できないまま敗れ、2連敗を喫した。

 「プレーが切れるたびに、集中力も切れた。それがいい感じに桃山学大の形にはまってしまった」とMF藤澤主将。もう後にはひけない。次節はびわこ成蹊大と対戦。藤澤は「絶対勝ちます」と意気込んだ。

●<関西学生サッカー前期リーグ第3節>(4月17,18日・<高槻市立萩谷総合公園サッカー場ほか>)

関大 0 0-0 1

桃山学大

0-1
  得点者

小倉

 

○同志社 東矢が2試合連続で2得点

 3連勝を狙った同志社。前半2分にMF東矢が早々と先制点を奪うと、同8分にはFW角島が追加点。33分に再び東矢が決め、前半で勝負を決めた。次節は4連勝をかけ、立命と対戦する。

●<関西学生サッカー前期リーグ第3節>(4月17,18日・<高槻市立萩谷総合公園サッカー場ほか>)

同志社 3 3-1 1

関西国際大

0-0
東矢2
角島
得点者

比嘉