2日にわたり、京都市内に8ヶ所のステージを設けて行われた同イベントには、全国からのべ166のよさこいチームが集まり、それぞれの踊りを披露した。晴天に恵まれたことも幸いし、どのステージも多くの花見客らで大盛況。来場者らは手拍子を送るなどして、趣向を凝らした演舞を楽しんでいた。

 参加した大学生チームはおよそ20.よさこいを踊るチームのほかに、よさこいの要素を取り入れた京都学生祭典の創作踊り「京炎そでふれ!」を披露するチームも。「炎陣」をテーマに力強い踊りを披露した関学よさこい連「炎流」代表の柿本勇樹さん(関学・3年)は「一回一回集中して踊れた」と満足気に話した。

 京都市の中心部にステージを設けるなど、非常に大がかりな同イベント。学生実行委員長の永友貴之さん(京大・3年)は「協賛金集めには苦労した」と苦笑しつつ話した。

 祭りの締めを飾ったのは「1時間総踊り」。さまざまなよさこい曲を、誰でも踊れる簡単な振付で踊る恒例の企画だ。永友さんの「恥ずかしがらずに元気よく、自分も祭りを作っている一員だという気持ちで参加してほしい」という気持ちが通じたのか、踊り手と来場者という垣根を超え、会場は一体感に包まれた。熱気は衰えることなく、盛況のうちに祭りは幕を閉じた。