主催したのは学生団体COBALT。関大・神戸大生らが中心となり、フットサル大会を通じた地雷廃絶を目指して活動している。「楽しみながら社会貢献」をコンセプトに、代表である嶋谷梨沙さん(関大・4年)の呼びかけで昨年5月に設立された。

 フットサルは誰でも楽しむことができるうえ、コートとボールがあればすぐに始められる。その手軽さが受け、関東では数年前から社会貢献を目的としたフットサル大会が盛んになっている。嶋谷さんは昨年、東京を訪れた際にそういった運動の1つであるGLOBE PROJECTに感銘を受け、「ぜひ関西にも広めたい」との思いを抱いた。そして9月、「第1回KICK THE MINE CUP in関西」が行われ、11チームが参加した。

 今回は第1回以上に、参加者に地雷についての関心を持ってもらうことを重視。会場にはカンボジアの現状を伝えるパネルや写真を展示し、社会活動家の柴田知佐さん(立命・4年)による講演会も行った。

 COBLTの今後の課題は継続すること。嶋谷さんは「続けなければ意味がない。参加者同士や参加者とCOBALTのメンバーとか、この大会をきっかけに生まれたつながりが今後に生かされれば」と話した。