上位入りならずもベスト更新
冷たい雨の中行われた男女の20キロ競歩。UNN加盟大の選手らは、上位争いには絡めなかったものの、それぞれ自己記録を更新する健闘を見せた。
男子20キロの鶴崎は、1月上旬に右足甲を練習中に故障。2、3日前まで練習出来ない状況だったが、こん身の歩みで自分の記録を破った。
夏場のトラックでは下位に沈む苦しいレースが続いたが、秋以降は復調。昨年11月に山形県の高畠で行われたレースでは、50キロの部で5位に入った。そして故障明けの自己ベスト。「(結果に)満足はしていないが、いい結果が自信になった」と鶴崎。3月に行われる日本学生選手権(石川・能美)では、1時間30分切りを目指す。
一方、女子20キロでは荻野が自己記録を3分以上縮めた。昨年、3試合で失格となり、心配していたフォームの反則もこの日はゼロ。自分のペースを最後まで維持する、安定したレース運びを見せた。「昨年はスタートして最初はよかったが、後半伸びなかった。(今年は)一定のペースを保てた。(3月の能美では)1時間40分を切りたい」と自信を見せた。
昨年の同大会で7位に入った占部は、先月下旬に左腰部を疲労骨折。痛みが残っているため、出場を見合わせた。
レースは、男子20キロで森岡紘一朗(富士通)が1時間20分43秒で2年連続4回目の優勝。女子20キロは川崎真裕美(富士通)が1時間30分37秒で2年ぶり5回目の優勝を飾った。
【写真上】故障を乗り越え、自己最高記録をマークした同志社・鶴崎
【写真下】立命の荻野は、昨年の自身の記録を3分以上更新した(いずれも1月31日・六甲アイランド甲南大周辺コースで 撮影=伊崎春樹)
●第93回日本陸上競技選手権男子・女子20㎞競歩大会(1月31日・六甲アイランド甲南大周辺コース 加盟大関係分)
男子20キロ
鶴崎健太郎(同志社・3年) 1時間33分7秒 38位
女子20キロ
荻野好美(立命・2年) 1時間43分59秒 18位
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