同プロジェクトは、今年8月の集中豪雨で大きな被害にあった同町を竹炭商品の販売などで活気付け、アピールしようというもの。阪大人間科学部と関学のボランティア団体「関学ヒューマンサービスセンター」の学生が中心となって立ち上げた。
 この日は阪大の学生3人が竹炭作りに参加。前日から地元の人が焼き上げた竹炭を釜から取り出す作業や、割った竹を釜に入れ、焼き上げた。学生らは北風が吹き荒れる中、炭焼きに関する知識を一つ一つ教わりながら作業していた。竹炭が出来るまでは丸一日ほど蒸し焼きにする必要があるため、学生らは19日も引き続き作業にあたる。
 「学生にもっと佐用のことを知ってもらいたい」とリーダーの成輪有香さん(阪大・3年)。メンバーは今後、関学の学生らと検討を重ねながら商品を開発し、学園祭などで販売する企画を立てている。
 また、1月9日から11日まで行われる日本災害救援ボランティアネットワーク主催のチャリティカレンダー市で竹炭商品を販売する予定。詳細は同団体HP(http://www.nvnad.or.jp/top.html)で。