震災時に設立され、ボランティア活動やそれを通じた地域・社会貢献を行う学生団体「関学ヒューマンサービスセンター(HSC)」がイベントを企画した。HSC前代表の齋藤晴香さん(関学・3年)は「イベントの名前がLampだったので、関連したことができた。気軽に震災に触れるきっかけになれば」と話す。

 用意されたろうそくは、参加者の震災への想いがつづられた封筒がかぶせられ、火をつけると文字が浮かび上がるようになっている(写真)。「被災された方々の命も、精一杯生きます」、「ずっとしあわせな世界が続きますように」といったメッセージが、夜のキャンパスに震災を伝えていた。

 友人と通りかかりキャンドルナイトに参加した、大学入学後から関西に住んでいるという女子学生は「(震災を)体験していないからこそ参加してなった。こういうイベントがあることで、震災をいつまでも忘れないという点で有意義だと思う」と話した。