東海王者、名城大を寄せ付けず、快勝。西日本代表として甲子園へと乗り込む。

 出だしは最悪だった。「点数を取られていたら危なかった」と磯和監督が振り返った場面だ。関大は敵陣30ヤードからの攻撃。だが2プレー目でRB藤森がファンブルし、攻撃権を奪われる。その後大型ラインを擁する名城大に5回ダウンを更新され、ゴール前4ヤードまで攻め込まれた。だが、名城大がファンブル。そのボールをLB豊田がリカバーし、攻撃権を再び得た。すると直後のプレーで藤森がサイドラインを駆け上がり、先制の95ヤードTDラン。「少しホッとした」と藤森。ミスを帳消しにする独走のTDで流れを引き寄せ、快勝につなげた。

 甲子園ボウルの相手は法政大。毎年定期戦を行っている。今年の春も対戦し、0-36の大敗を喫した。「お互い手の内を知っている。厳しいとは思うがアップセットしたい」と磯和監督。1年の成長を見せられるか。関大の真価が問われる。

●全日本大学アメリカンフットボール選手権・西日本代表校決定戦(11月29日・王子スタジアム)

  1Q 2Q 3Q 4Q
関大 7 14 14 7 42
名城大 0 0 0 6 6