勝ち点差1で迎えた、3位関大との直接対決。関学が勝てば順位が入れ替わり、インカレ出場圏内に入ることができる。選手たちは勝利を目指し今年度2度目の関関戦に挑んだ。

前半を0-0で折り返し迎えた後半12分、連携ミスから相手に先制ゴールを許す。DF、GKがかわされ、無人のゴールに落ち着いてボールを流し込まれた。守備に重きを置き、得点のチャンスをうかがっていた関学にとって、痛い失点だった。追いつこうと攻撃を仕掛けようとする関学だったが、「攻撃に厚みがない」 というFW桑原の言葉通りの単調な攻撃が続いた。その後ゴールが生まれることはなく、無情にも終了のホイッスルがピッチに鳴り響いた。0-1での敗北。関学は1点に泣いた。

関大との勝ち点差は4へと広がり、インカレ出場権獲得が一気に遠のいた。もし次節関大が勝利し、関学が負ければインカレ出場の可能性は0になる。「他力本願なところはあるが、とりあえず自分たちが勝たないと」(GK原田和)。 次節は、ここ4試合4点以上の得点を挙げ4連勝中の阪南大。攻撃が噛み合っており、勢いのある相手だけに厳しいゲームになることは間違いない。だが、関学イレブンは可能性が0でない限り戦い続ける。
 

●2008年度関西学生サッカー後期リーグ第8節(11月9日・神戸総合公園ユニバー記念球技場)
 

関学 0 0-0 1 関大
0-1
  得点者 金園(後半12分)