○関大、61年ぶり優勝 関大46-0同志社
1試合を残して優勝が確定した関大。だが、「同志社に勝つことしか考えてなかった」とLB大舘主将。

試合は前半からRB藤森のパントリターンTDなどで勢いをつけ、相手を圧倒。守備でも強陣なDLが威力を発揮。相手に前進を許さず、完封勝利を収めた。

昨年と比べ、絶対的エースがいない状態から始まった今年のチーム。しかし、「頑張ったら、試合に出られるという思いが皆にあった」と大舘が言うように、チームは練習前と後に個人練習を設けてそれぞれの士気を高めた。

「優勝できたのは選手とコーチの頑張りに尽きる。日本一になるまで走っていきたい」と磯和監督は更なる目標を掲げた。残るはリーグ最終戦の甲南大戦と西日本代表決定戦。関大が「聖地」に足を踏み入れるまで、あともう少しだ。

●<関西学生アメリカンフットボールリーグ第6節>(11月7日、8日・<エキスポフラッシュフィールドほか>)

  1Q 2Q 3Q 4Q
関大 10 13 13 10 46
同志社 0 0 0 0 0

 

 

○関学、残り15秒から逆転 関学28-27京大
試合終了直前に京大のFGで2点リードを許した関学に残された時間はわずかに15秒。キックオフリターンとWR萬代のランでゴール前残り30ヤード付近まで迫り、ここでFGを選択。逆転を託されたK大西は期待に応え、33ヤード先のゴールに蹴り込んだ。

1Qに14点を先制したまでは関学ペースだったが、3Q以降は白熱したシーソーゲームに。QB桐原のパスやランを中心に攻める京大が勝ち越せば、関学は萬代のランで巻き返す。伝統の「関京戦」にふさわしい好ゲームとなった。

試合後、殊勲の大西は「(最後のFGのときは)自信も不安もなかった。いつもと変わらない」とサラリ。鳥内監督も「ああいうところで決められたのは大きい」と賛辞を送った。

  1Q 2Q 3Q 4Q
関学 14 3 0 11 28
京大 7 0 10 10 27

 

 

○立命、神戸大に圧勝 立命56-10神戸大
今季1勝の神戸大に力の差を見せつけ、圧勝。だが立命の目線はその先に合った。

先制を許すも、QB谷口の45ヤードTDランですぐさま逆転。終わってみれば8TDを挙げる猛攻で、完膚なきまでにたたきのめした。前節の京大戦は無得点だった後半も、RB北川瞬の73ヤードTDなどで着実に加点した。

次節は米倉ヘッドコーチが「勝つということがチームが存在するすべて」と言い切る関学戦。QB松田大も「フットボール人生のすべてをかける」と意気込む。今季の集大成となる最終節。ライバルとの一戦が今年もやってきた。

  1Q 2Q 3Q 4Q
立命 14 21 7 14 56
神戸大 3 7 0 0 10