関学、10人で手にした勝利
後半43分、前半に退場者を出し10人で自分たちのゴールを守り続けた関学イレブンが歓喜に沸いた。FW桑原が右サイドから持ち込み放ったシュートのクリアボールに、FW阿部が詰めてゴール。「苦しいゲームだったけど勝てて嬉しい」。MF小関主将は安堵の表情を見せた。
前半23分にMF桑野が2枚目の警告で退場。数的不利となった関学は、DF陣を中心に立命の攻撃に必死に耐える。GK原田の好セーブにも助けられ、なんとか前半を0-0で折り返した。
後半さらに攻撃の手を強める立命に対して、関学はほとんど全員が自陣に戻っての守備。カウンターで攻めようとするが、前線に人数がいないためなかなか決定機を作りだせない。残り時間もあとわずかとなり、引き分けの色合いが濃くなっていった。そんな時間帯に生まれたのが阿部のゴールだった。
関学は苦しい戦いの中で、1-0と勝ち点3を手にした。今節黒星を喫した3位の関大との勝ち点差は1へと縮まり、インカレ出場圏内3位の背中はすぐそこにある。そして、次節は関大との直接対決。「次の試合は大一番になる。関大に勝ちたい」。勝利を導くゴールをあげた阿部は次節での戦いへ闘志を燃やす。関学は関関戦を制し、関大との順位逆転を狙う。
●関西学生サッカー後期リーグ第7節(11月3日・大阪長居第2陸上競技場)
関学 | 0 | 0-0 | 0 | 立命 |
1-0 | ||||
阿部(後半43分) |
得点者 |
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