関学、ドローも首位堅持
○関学、引き分けも首位キープ 1-1びわこ成渓大 1位→1位(勝ち点32→33)
アイデアに乏しい攻撃陣。相手のワンチャンスを失点につなげてしまった守備陣。首位は守ったが、後味の悪い引き分けとなった。
決め手を欠きながらも、前半44分に先制。だが、ゲームキャプテンDF志田野が「ゴール前でのアイデアが無かった」と指摘したように、単調な攻撃に終始。攻撃がもたつくうちに一瞬のすきを突かれ、同点弾を許した。
DF井林がこの試合で負傷。この試合の失点で3試合連続失点となった。鉄壁を誇った守備陣にもわずかなほころびが見え始めている。だが、DF高松、FWか らコンバートされたDF山内ら新たな戦力が台頭。「新しく入った選手が活躍するのは収穫」と取りこぼした感のある試合を前向きに振り返った。
立命と同勝ち点も、得失点差で首位をキープ。次節は4位の同志社と対戦。これ以降は上位陣との直接対決が続く。勝利し、突き放したいところだ。
●<関西学生サッカー後期リーグ第6節>(10月31日・<三木総合防災公園陸上競技場ほか>)
関学 | 1 | 1-0 | 1 |
びわこ成渓大 |
0-1 | ||||
村上 | 得点者 |
澤西 |
○立命、2位浮上も勝ちきれず 1-1大体大 3位→2位(勝ち点32→33)
「自分があと1点、決められていれば。もったいないことをした」と先制ゴールのFW坂本は試合後、悔しそうな表情を見せた。
他会場の第1試合で首位関学が引き分け、2位関大が黒星。勝てば単独首位が決まるという状況で迎えた試合。
前半23分にDF前野のクロスに坂本がヘディングで合わせて、さい先よく先制点をあげた。このまま、逃げ切り首位浮上といきたい立命。だが、後半16分交代で入ったばかりの大体大FW梶本に同点ゴールを奪われ、1-1のドローで試合終了となった。
後一歩のところで白星を逃した立命。首位奪取は次節以降に持ち越しとなった。
立命 | 1 | 1-0 | 1 |
大体大 |
0-1 | ||||
坂本 | 得点者 |
梶本 |
○関大、苦手大教大に2戦2敗 0-1大教大 2位→3位(勝ち点32→32)
前期リーグでも大教大に敗れた関大。「ここ2連勝していて、苦手意識もあり心のゆるみがあった」(DF清水主将)。相手の前線からの早いプレスに対応で きず、得意のパスがつながらない。全く良い形ができないまま、DFとGKとの連係ミスから決勝点を奪われた。「やられるべくしてやられた」と清水主将もう なだれた。
前節に続き不完全燃焼に終わった関大。ここで踏ん張れるかどうか、中2日での大産大戦は大きな意味をもつ一戦となる。
関大 | 0 | 0-0 | 1 |
大教大 |
1-1 | ||||
得点者 |
森原 |
○同志社、スコアレスドローに終わる 0-0大産大 4位→4位(勝ち点29→30)
延期となった第3節の試合から中3日。強行日程を感じさせない動きを見せたものの、得点は奪えず、スコアレスドローに終わった。
攻め続けたのは同志社。ボールを奪ってからの素早い攻撃で大産大を圧倒した。だが、フィニッシュの精度を欠いた。MF楠神、MF杉山らが鋭い突破を見せるも、ゴールは割れず。一方の守備ではDF永戸、DF安川を出場停止で欠いたが、無失点に抑えた。
望月監督は「(連戦の中で)よくやったとは思う」と一定の評価を与えた。0点に終わった攻撃も「前節よりはいい攻撃ができていた」と前向きだ。一歩後退したとはいえ、次節対戦する関学とは勝ち点差3。勝利し、上位に食らいついていく。
同志社 | 0 | 0-0 | 0 |
大産大 |
0-0 | ||||
得点者 |
|
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