立命3季ぶりの優勝
最後の打者の2ゴロを処理するのを待ち切れないように、立命ナインはグラウンドに飛び出した。3季ぶりの優勝が決まった瞬間、選手達は目前で優勝を逃した春
の悔しさの分まで喜びを爆発させた。
今日の先発のマウンドにあがったのは藤原正。初回を3者凡退におさえ、おととい延長14回まで1人で投げ抜いた疲れを見せない投球を見せる。その藤原正にこたえるように打線は初回、二死2、3塁から乗替の2点適時打で先制。3回にも柳田の適時打で1点を追加する。藤原正は4回に磯部の犠飛で1点を失うもののあとは同志社打線を寄せつけない圧巻のピッチングで1失点完投。重圧のかかる試合でも「初戦より楽にいけた」と話す強心臓のエースの力投で優勝を決めた。
試合後の閉会式では、投手藤原正、2塁手柳田、3塁手藤原宏、外野手藤原大の4人がベストナインに選ばれた。特に藤原正はMVP、最優秀投手も受賞し昨年の近大
巽以来の投手3冠を獲得した。全員の力でもぎ取った優勝。この勢いで5リーグ対抗戦も勝ち抜き神宮大会まで駆け抜けていく。
●関西学生野球秋季リーグ第8節立同戦(10月30日・西京極球場)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
同志社 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
立 命 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | × | 3 |
【同志社】●佐々木、高見、宝田、藤井-小林
【立 命】○藤原正-乗替
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