関西選抜A、トレーニングマッチ初戦の相手はサッカーJ1リーグに所属する京都サンガFC。日本代表経験者を多数擁するチームだ。  相手が若手主体のメンバーだった前半は主導権を握った。前半40分、FW川西(大体大・2年)の落としたパスに阿部が反応。右足で振りぬいたシュートがゴールネットを揺らす。前線にタレントを揃える関西選抜Aの持ち味が出たシーンだった。  だが相手がトップチームメンバーで挑んできた後半は、前半ほどの勢いは出せない。何よりも違うのは個の強さと上手さ、そして勝負どころのスピードだ。「ボールを奪ってからの攻め、奪われてからの守備がまだまだ」と朴コーチは分析する。後半30分に左サイドを崩され、38分にはCKから失点。勝負どころをわきまえたプロのすご味を前に屈した。  トップチーム相手にゴールを奪えず、逆転負けを喫したことは反省材料だ。だが、「課題もあるけど、初めての試合にしては手ごたえもあった」と朴コーチ。選手からも「選抜はみんな上手くて楽しい」と前向きな感想が多かった。たしかに、チームはまだ始まったばかり。今日の試合で洗い出された課題を一つ一つ潰していくこと。やるべきことはそれだけだ。 ●サッカー練習試合(2月6日・サンガタウン) 関西学生選抜A 1 1-0 2 京都サンガFC            0-2 【関西学生選抜A】阿部(前半40分)