関学 最終節、意地の引き分け
2008年度最後の公式戦、相手はびわこ成蹊大。インカレ(全日本学生選手権)の出場権を手にできなかった関学にとっては、4年生の引退試合となる。是非とも4年生を勝利で送り出そうと、関学イレブン、ベンチは強く意気込み、この試合に臨んだ。 「1年間の集大成」とMF小関主将(4年)が振り返る、後半の45分間。2点のビハインドを負って後半を迎えた関学が意地を見せた。 後半9分、DF青戸(4年)のゴールで、まずは1点を返す。1分後、ゴール前でボールを受けたFW金尾(4年)が、反転しシュート。ボールは相手ゴールへと突き刺さり、同点に。その後も、チーム一丸となり、攻守にわたって全員が走り続ける。サイドからの積極的な攻め上がりや決定的なスルーパスなど、決定機も数多く作り出した。勝ち越しゴールを奪うことができず、結果は2-2と引き分け。だがピッチ上では、全員が攻守において統一された意識を持ち、ひたむきに頑張る関学サッカーが繰り広げられた。 4位で終わった2008年度リーグ戦の結果に、4年生誰もが満足はしていない。だが、「最高の大学生活」とGK原田和(4年)が話すように、関学での4年間のサッカー生活に悔いはない。FW桑原透(4年)は「みんなで仲良くサッカーができた。みんなに感謝したい」と、チームメイトへの感謝の気持ちを口にした。 「1日1日をしっかり目標をもってやっていってほしい。時間は待ってくれないから」(小関主将)。今年果たせなかったインカレ出場の夢を後輩たちへと託し、関学サッカーを貫き通した4年生たちがピッチを後にした。 ●2008年度関西学生サッカー後期リーグ最終節(11月30日・大阪長居第2陸上競技場) 関 学 2 0-2 2 びわこ成蹊大 2-0 【関 学】青戸(後半9分)、金尾(10分) 【びわこ成蹊大】船津(前半1分)、小池(10分)
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