立命、残留に望みを繋ぐ勝利
一部残留の望みを繋ぐために今日の試合を勝利するしかなかった立命。負けられない試合が動いたのは前半31分だった。右CKからの浮き球をDF大西(3年)がゴール前フリーだったFW宮尾(4年)にパス。宮尾は右足を振りぬきスピードのある鮮やかなシュートで先制のゴールを決める。この先制点で波に乗った立命は1分後の32 分。「前に出したら、誰かが押し込んでくれると思った。そしたら入った」と、試合後話した内田の中盤からのFKは吸い込まれるようにして直接ゴールに入り追加点。そして2点のリードと安定した守備で前半を難なく終える。 続く後半も決して攻撃の手を緩めなかった立命。5分、DF前野(2年)の浮き球パスに反応し走りこんだ内田がボレーシュートし3点目。43分には期待の新星FW伊藤(1年)がキーパーの弾いた球を頭で押し込み、だめ押しの4点目を決めた。 降格が見え始めた1ヶ月前から選手のみで行ってきたミーティングでの意思疎通の成果が出た。「ここ3週間、彼らがやってきたことの成果」と米田監督も試合後に話した。全員で臨んだ残留に向けての今日の試合、終わってみれば4-0だった。快勝し今日で後期リーグを終えたが、順位は10位で立命にとっての最後の戦いは 12月14日の入れ替え戦までもつれ込む形になった。入れ替え戦に勝利するためにもこれから2週間、立命イレブンには気の抜けない日々が続く。 ○入れ替え戦に向けての4年生のコメント DF畑尚行主将「もう一試合、入れ替え戦で出し尽くす」 FW宮尾勇輝「気を引き締め直して、今日のように頑張りたい」 DF伊庭徹矢「今までやってきたことを信じて、最後いい形で終わりたい」 DF長谷川卓登「全員で繋げて、攻撃的サッカーで点を取りたい」 ●2008年度関西学生サッカー後期リーグ最終節(11月29日・鶴見緑地球技場) 立 命 4 2-0 0 桃山学大 2-0 【立 命】宮尾(31分)、内田(32分、50分)、伊藤(88分) 【桃山学大】
コメントを残す