関学、桃山学大に快勝
前節で黒星を喫し、インカレ出場が消滅した関学。2試合を残し、勝敗に関係なく2008年度リーグの4位が確定した関学にとっては、入り方の難しい試合だった。だが、「プレッシャーも何もない。いい雰囲気でサッカーができた」というMF小関主将(4年)の言葉通り、関学が自分たちのサッカーを見せつけた。 前半は、0-0。ゴールこそ生まれなかったものの、集中した守備や積極的な攻撃を見せ、ゲームを支配した。「やりたいことができた」。そう満足げに小関主将が話すほどの最高の前半。シュート数も10本と、良い雰囲気のまま後半へと折り返す。 迎えた後半5分、遂に関学が桃山学大のゴールネットを揺らした。MF原田雅(3年)のスピードのある折り返しに、FW金尾(4年)が詰め右足で合わせた。そして後半27分には、積極的な上がりを見せていたDF津田(1年)の大学初ゴールも生まれた。この後も、関学のペースで試合が進み、2-0のまま試合終了。2試合ぶりの勝利に選手たちにも笑顔がこぼれた。 第10節も終了し、通年リーグ制に移行し長丁場の戦いとなったリーグ戦も残り1試合。関学の4年生にとっては次が最後の試合となる。最終戦の相手は、前期で0-3と黒星を喫しているびわこ成蹊大。「最後に最高の相手。絶対勝って終わりたいですね」。2007年度のリーグ戦でも2戦2敗している相手だけに、自然と金尾の言葉にも熱がこもる。相性は決して良いと言えない相手だが、4年生の有終の美を飾るべく関学イレブンは最終戦へ備える。 ●2008年度関西学生サッカー後期リーグ第10節(11月22日・鶴見緑地球技場) 関 学 2 0-0 0 桃山学大 2-0 【関 学】金尾(後半5分)、津田(27分) 【桃山学大】
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