関学、インカレ逃す
試合の終了を告げるホイッスルが鳴り響くと、関学の選手たちはピッチに崩れ落ちた。0-3と完敗し、インカレ出場の夢が消えた選手たちの瞳が涙で滲んだ。「うちのサッカーがだせなかった」。試合後MF小関主将(4年)は声を震わせながら話した。
第9節、3位の関大が勝利を収め、インカレ出場へ望みを繋ぐためには引き分け以上の結果が必要な関学。その前に立ちはだかったのは、ここ4試合で18得点無失点で首位を走る阪南大だった。
前半32分からの8分間で3失点。前半は守備から入り、後半から仕掛けていく関学にとって、痛い3失点だった。前半44分に相手DFが退場し数的優位になったものの、阪南大の堅いディフェンス、厚い攻撃に苦しめられゴールをあげることはできなかった。数的優位な状況を生かすことができず、関学は黒星を喫した。
第9節の結果によりインカレ出場3チームが決定し、関学の4年生は残り2試合での引退となった。「いつもとやることは変わらないが、しっかりやり抜きたい。迫力のあるプレーを見てほしい」(GK原田和、4年)。関学イレブンは、残り2試合も勝利を目指し、最後まで全力で戦い抜く。
●2008年度関西学生サッカー後期リーグ第9節(11月16日・三木総合防災公園陸上競技場)
関 学 0 0-3 3 阪南大
0-0
【関 学】
【阪南大】久野(前半32分)、長瀬(前半35分)、棚橋(前半40分)
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