シーソーゲームに終止符を打ったのは、MF出崎(4年)だった。
 
 「時間も時間だったし、直接狙おうと思った」(出崎)。試合終了間際の後半42分、出崎が2試合連続となるFKをゴールネットに突き刺すと、これが決勝点となった。
  ゲームを支配したのは同志社。FW松田直(4年)の2ゴールやMF楠神(3年)の1ゴール2アシストなど攻撃陣の活躍が光った。だが、大院大にたびたびカ ウンター攻撃を仕掛けられ失点。大院大を突き放したい同志社だが、簡単にリードを許してもらえず、ゴールを奪っては奪われる点取り合戦で苦しい戦いを強い られた。
 
 試合後「5点取っても、得失点は1しか稼げなかったわけだから」望月監督は苦笑いだ。それでも次節から上位チームとの対戦が 続くだけに、厳しい試合を勝ち切ったことは大きい。ここ2試合で9得点と攻撃が噛み合い、課題の決定力不足も解消。守備面の修正をはかり、連勝を伸ばして いきたいところだ。

●2008年度関西学生サッカー後期リーグ第7節(11月2日・大阪長居第2陸上競技場)

同志社 5 2-2 4

大院大

3-2
安川
松田直2
楠神
出崎
得点者

岡村2
加藤2