「気持ちにどこか隙があったのかもしれない」。GK原田(4年)、FW桑原(4年)は口をそろえて惨敗を悔やんだ。

 今節の相手は、後期リーグ第3節終了時点で最下位12位と低迷する大教大。インカレ出場を目指す関学にとって、絶対に落とすことのできない相手だった。だが前半6分、フリーキックからヘディングゴールを決められ、先制を許してしまう。その後も16分、22分とゴールネットを揺らされ、前半だけでまさかの3失点。立 ち上がりから綻びの見えた関学DF陣が完璧に崩されてしまう。次々と裏を取られ、ピンチが続いた。関学もゴールをあげようと攻めるが、思うようにボールが前線へと通らない。関学は得点をあげるこができないまま前半を折り返した。

 守備を修正し、立て直しを胸に挑んだ後半。引いた相手に対しペースを掴んだ関学だったが、時すでに遅く2点を返すのが精一杯だった。終わってみれば2-4と惨敗。手の届きそうだったインカレ出場圏内が遠ざかっていった。

 「自分たちの置かれている状況を考え直さなくてはいけない。次は落とせない」(桑原)。選手たちは気を引き締め直し、次節での勝利を誓った。

●2008年度関西学生サッカー後期リーグ(10月11日・山城総合運動公園太陽が丘陸上競技場)
 

関学 2 0-3 4

大教大

2-1

出口(後半11分)

桑原(後半44分)
 

得点者

大久保(前半6分)

森原(前半16分、後半9分)

三好(前半22分)