関大 チャンス生かせず桃山学大にドロー
後期リーグが始まってから満足のいく試合内容でなかった関大だが、今節は違った。「いいサッカー=勝つサッカーじゃないこともあるが、選手たちの中で内容のいいサッカーをしようという意識は定着してきた」という川端監督の言葉通り、前節に比べ見違えるほど中盤でのボールがスムーズに回り、序盤から試合を支配することができた。前半16分にFW阪本(4年)とのパス交換からMF藤澤(2年)が抜け出し、逆サイドでフリーになっていたMF中村(3年)へ。キーパーとの1対1を落ち着いて決めて先制点を奪った。「先発が2度目で、レギュラーに定着していないのでゴールを決めることができてよかった」(中村)。30分には右サイドからダイレクトパスを7、8本つなぎ相手守備陣を完全に崩すも最後のフィニッシュが決まらない。
後半も関大がゲームを支配する。ディフェンスラインからボールをつなぎ藤澤からの絶妙なスルーパスがFW金園(2年)に渡るも、相手に潰される。縦横無尽にピッチを走りまわり積極的に仕掛けた藤澤は「動き回ってはたく、味方を生かして自分も生きる。自分のスタイルが今日はできた」と話した。
追加点がなかなか入らない状況が続き、後半17分、桃山学大のFW斎藤(1年)にはいったくさびのボールに対処できず、パスを受けたFW高橋(4年)に同点ゴールを決められてしまう。その後、両チームとも得点を決め切れずに試合終了。追加点を取れなかったことにより、試合を決定づけることができなかっただけでなく、勝ち点2を失ってしまった。次節の立命戦は、MF大屋主将(4年)が復帰し、試合内容も向上しているだけに勝ち点3が欲しいところだ。
●2008年度関西学生サッカー後期リーグ第3節(10月5日・長居第2競技場)
関大 | 1 | 1-0 | 1 |
桃山学大 |
0-1 | ||||
中村(前半16分) | 得点者 |
高橋(後半17分) |
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