今年で6回目を迎える京都学生祭典。昨秋行われた前回の来場者数は20万人を超え、名実共に関西最大級の学生による祭となった。本祭まであと1ヶ月。京都中を同祭典で埋め尽くそうと京都各地で多くの実行委員が活動を行った。

 初日は岡崎都市公園で昨年度に登場したオリジナル神輿(みこし)「京炎みこし」の担ぎ初め。通常、神輿には神を祭るのに対し、「京炎みこし」は地域の人々や学生の想いなどを祭っているのが特徴だ。担ぎ手リーダーの佐竹匠さん(京都学園大・2年)は「まだ始まったばっかりの企画。今後、京都学生祭典の中心にしていきたい」と意気込む。

 2日目には今年から始まった「KYO-SENSEプロジェクト」の目玉企画であるオリジナル風呂敷の初披露を三条大橋下で開催。風呂敷は買い物袋の削減に役立つ他に、携帯電話やペットボトルを携帯するといったユニークな仕様となっている。風呂敷に描かれている、京都の伝統的な建造物から現代の建造物を円に沿って並べることで様々な年代を繋げるという意味をこめたロゴは学生から公募した。今後、同祭典に関係する行事で実行委員は風呂敷を積極的に利用し、アピールしていくという。

 他にも2日間をかけて京都市街地でポスター張りやビラ配りなどを行う「キャラバン・ローラー作戦」や、3日目には本祭1日目に行われる「Kyoto Student Music Award」の2次予選を行うなど本祭に向けての準備を行った。

 実行委員長の村井杏侑美さん(同志社・3年)は「地域交流を中心として、秋になったら京都学生祭典というイメージを作りたい。絶対に感動できる祭にするので是非来てください」と話している。