取り戻しつつあるスタイル
高い位置でボールを奪い、スピーディーにゴールを奪う。同志社が、スタイルを取り戻しつつある。
前半は同志社も悪いクセが出た。ボールを奪っても攻守の切り替えが遅く、相手ゴールに迫れない。「ヒヤヒヤしましたね」と望月監督。関西学生リーグなら、前半のうちに勝負を決められていてもおかしくなかった。
だが「あれで楽になった」と指揮官が話すMF荒堀の目の覚めるようなミドルシュートで先制すると、スピーディーな攻めを垣間見せるようになる。28分、39分と連続得点し勝負アリ。いずれも前線でボールを奪って、手数をかけずに奪ったゴールだった。
相手が引き気味で、終始同志社がボールを支配したことを差し引いても、後半の展開は悪くなかった。問題は明日の決勝で、持ち味を出せるか。相手は強豪の佐川印刷SC。「ぶつかっていくだけ」と望月監督。この大勝負を制せば、同志社は確かな自信を掴んで、後期リーグに挑むことができる。
●2008年度京都FAカップ(天皇杯京都府予選)準決勝(8月30日・山城総合運動公園陸上競技場)
同志社 | 3 | 0-0 | 1 |
FC京都BAMB |
3-1 | ||||
荒堀 松田 大塚 |
得点者 |
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