今年3月から始動した学劇王がついにフィナーレを迎えた。「関西の学生演劇の面白さを伝えたい」という学劇王企画委員会代表の川本航平さん(神戸大・4年)の思いから始まった。6月中旬から7月にかけて行われた予選には6組の劇団が参加。7月中旬に精華小劇場で本選を行う3組が決定した。

 「予想もしていなかった」と話したのはトイガーデン主宰の安武剛さん(阪大・4年)。音響、照明など、ステージの演出において高い評価を受け、最優秀演出賞も同時に受賞した。「(賞は)まったく取りにいかなかった。まさか取れるとは」と驚いた様子で話した。

 最優秀演技賞には神戸大の劇団「やぐされ」の堀晃輔さん(神戸大・4年)と「劇団アルマゲドン」のダーティーダーティー山下さんが選ばれた。
 表彰式を終えて川本さんは「表彰式で学生らが審査員の講評を聞いているのを見て、学劇王をやって良かった」と話した。