関西学生界の雄でも、プロを相手に思うようなプレーができなかった。リーグ戦を通してわずか4失点の自慢の堅守もあっさり崩され、前半だけでFW星原のハットトリックを含む大量6失点を喫した。

 前半終了間際にはガンバ大阪のクリアミスをFW木原がダイレクトで押し込み1点を返した。だが、後半もディフェンスの連携ミスから、オウンゴールを招き、追加点を献上。最後まで阪南大はゲームの主導権を握れないまま試合終了となった。

 「強い相手でも受身になってはいけない」と須佐監督は険しい表情を見せた。阪南大は1週間後には天皇杯予選を控えている。天皇杯では格上のチームとの対戦が必至なだけに、強いチームを相手にどれだけ積極的なプレーをみせるかが課題となる。