大体大攻撃陣が爆発だ。セットプレーから2点、その後のMF村田の2点。前半だけで4点を奪い、初戦を突破した。

 「嬉しかった、気持ちよかった」。トドメの2発を右足で叩き込んだ村田が笑う。前半34分に左サイドからのパスを蹴りこむと、38分にもこぼれ玉を豪快に叩き込んだ。これでリードを4点に広げた大体大。4-2で逃げ切りに成功した。

 「暑さはうちにとって有利。だから(相手が暑さに慣れていない)前半に点が取れた」。坂本監督が分析する。

 気になったのは後半の2失点か。「4点取った後の油断」(監督)、「集中力を欠いた」(DF山道主将)。不用意なプレーからの失点だっただけに、修正は効く。「全国でスキを見せると見逃してくれない」と指揮官は表情を引き締める。

 まだ初戦を突破しただけに過ぎないが、2部チームにとっては、大きな大きな全国での1勝だ。「2部だからってビビらなくていい。関西1部チームに失礼のないように戦いたい」と坂本監督は口にしてきた。2回戦の相手は関東の強豪・国士舘。「去年関東とやって何もできなかった。この1年でどれだけ伸びたか確かめたい」(村田)。関西2部予選から這い上がってきた緑の戦士たちが、ついに大一番を迎える。

●2008年度総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント1回戦(7月10日・鶴見緑地球技場で)
 

大体大 4 4-0 2

新潟経大

0-2

山道(PK)

田所

村田2
 

得点者