大学によると、4月20日の全体練習後に2年生部員3人が1年生部員2人に平手打ちや蹴るなどし、1人が右耳の鼓膜を破る全治2週間の怪我を負った。もう1人に怪我はなかったが、事件後に退部を申し出た。
 
 大学は野球部から報告を受け、4月28日に調査委員会を設置。結果として、吉川監督が責任をとり、辞任することとなった。加害部員のうち2人には、秋季リーグ終了まで練習への参加禁止の処分が下された。残りの1人は5月中旬に退部している。後任の監督については未定だという。

 事件発生から発表まで時間がかかったことについて、スポーツ支援課は「事態の正確さをつかむのに時間がかかった」と釈明した。