喫煙者44人の中でタスポを持っているはわずか4人。タスポの浸透には時間がかかりそうだ。タスポの導入は未成年者の喫煙防止に役立つのか。50・5% が「はい」と答える一方で34・3%が「いいえ」と回答している。後者は「身近な大人にタスポを借りることができるから」(京女・2年)「コンビニで買え るから」(大阪・2年)という理由だ。
喫煙スペースの減少については「賛成」が60%、「反対」が19%、「どちらとも言えない」が20%。喫煙者の中だけでも、40%が「賛成」を占めた。 「喫煙者として肩身が狭いが禁煙につながる」(立命・3年)と、喫煙への批判を甘んじて受け入れている喫煙者も少なからずいるようだ。
一方、大幅増税には喫煙者の43%は反対。賛成は36%にとどまった。反対からは「消費税を上げることが出来ないための代替的なものだから」(関学・2年)、「嗜好品の中で煙草だけが目の敵にされるのはおかしい」(立命・2年)という声があがった。

喫煙自粛の雰囲気の中、学生の多くが煙草について具体的に考えている。