関西学生は初回から3四球で1点を先制。その後の回も立て続けに点を重ね、11‐0とコールド勝ちを決めた。

 「そんなにプレッシャーはなく、投げれた」と先発で、最優秀選手に選ばれた佐川は話す。この日、オールスター対抗戦で2回目の先発出場となった佐川は3回を投げ、2安打無四球と好投を魅せ、マウンドを降りた。試合後、「ほっした。多少の重圧はあった」と佐川。普段はよきライバルとして互いに優勝を争う選手と今回は同じチームメイトとして戦ったオールスター対抗戦。胴上げを決めた関西学生の選手からは笑顔がこぼれる。

 チームを優勝に導いた吉川監督は「絶対に勝たなあかん。全部勝たないと優勝はない」という思いがあった。関西学生野球の強さを見せつけ、また秋の神宮大会代表決定戦のシード権を獲得。このカードを手に入れた彼らはまた明日からは敵同士となる。早くも秋のリーグ戦が楽しみだ。

●大学野球関西オールスター5リーグ対抗戦第5日目(6月25日 南港中央野球場)
 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
関西学生野球連盟 1 5 0 0 0 5 0     11
京滋大学野球連盟 0 0 0 0 0 0 0     0

【関西学生野球連盟】○佐川、坂戸、渡辺、藤井-磯部、國本
【京滋大学野球連盟】●谷掛、松下、山本、山田龍、芦田-谷澤