立命、オービックに大勝
アニマルリッツの本領発揮だ。春の集大成と位置づけていた一戦で、5本のTDを奪う圧勝劇。試合終了間際には自慢のディフェンス陣がQBサックを連発するなど、オービックの追撃を許さなかった。
「これだけ強い相手に対して出来すぎなのではないか。本当の力だとは思えない」。古橋ヘッドコーチはチームの成長に目を丸くした。
強力なDL陣を擁するオービックに対して、エースQB松田大はパス中心に攻撃を展開した。第1Q6分、WR呉田へ53ヤードのTDパスを決めて先制。10分にもTE森へ7ヤードTDパスを成功させた。さらに、第2Qには自ら4ヤードのTDラン。前半から立命の独壇場となった。
「勝てたことは普通にうれしい。今日に関してはパスは通った。でも、個人的にはあまり納得はしていない」と松田大。
新チーム発足後からQBとWRは課題と言われてきた。5月11日に行われた京大戦では勝利こそしたものの、パスでは60ヤードしか獲得できず不満が残った。だが、その日からオフェンス陣の練習態度が変わった。特にQBとWRは午後11時ごろまで汗を流すようになった。
「自分たちは弱いチームだと言いつづけ、危機感をあおってきた。QB、WRの目処が立った」と古橋ヘッドコーチは満足気。「あとは夏でどれだけ成長するか」。今年こそ王者関学を破り優勝だ。立命は最高の形で春季を終えた。
●春季社会人交流試合(6月8日・立命BKCクインススタジアム)
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 計 | |
立命 | 14 | 10 | 7 | 7 | 38 |
オービック | 0 | 0 | 0 | 8 | 8 |
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