関学、全国への切符逃す
関西選手権の上位3校は全国の強豪校が出場する総理大臣杯に出場することができる。関学は2002年の関西選手権で優勝してからは最高でも4位と、近年は総理大臣杯に出場できていない。対する近大は去年の準優勝チーム。今年のリーグ戦は10位に低迷しているが、関西選手権では強豪・関大を破るなど勝負強さを見せている。</ DIV>
前半は関学ペースだった。失点が多い立ち上がりの時間帯からボールを支配し、守備でも前線からのプレスで自由にボールを回させない。しかし、決定的なチャンスを演出することができず、0-0で前半を折り返した。
後半立ち上がり、関学は前半は機能したプレスが甘くなっていた。そして後半12分、ペナルティエリア内でファールを取られPKの判定。これを近大MF枝本に決められ、先制点を奪われた。これで集中力が切れてしまったのか、2分後にはまたしてもMF枝本に痛恨の2点目を決められた。攻めるしかない関学は、右サイドを中心にチャンスを作り出す。右サイドのクロスからFW村井、FW梶川らがゴールを狙うが、近大GKの好セーブなどに阻まれた。最後まで近大のネットを揺らすことができず、関学の全国への道は断たれた。
試合終了後、ゲームキャプテンを務めた関学GK原田は「PKの場面に戻れるならもう一度戻ってやりなおしたい」と悔しさを滲ませた。出場機会のなかったMF小関主将は「(関学は)サッカーだけで見たらまだまだ全国のチームではない。3位になるのは難しい。来年は(総理大臣杯に)出てほしい」と4年間で一度も果たせなかった総理大臣杯出場を後輩達に託した。
●2008年度関西学生サッカー選手権大会3位決定戦(6月7日.大阪長居スタジアム)
関学 | 0 | 0-0 | 2 |
近大 |
0-2 | ||||
得点者 |
枝本(後半12、14分) |
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