大体大が近大を叩き、決勝進出
昨年の決勝と同じカードとなったこの試合は、予想外に一方的な展開となった。教育実習で4年生の主力を欠きながらも、1回戦、2回戦と1部のチームを破り、勢いに乗る2部の大体大はその勢いのままに試合に臨んだ。
試合が動いたのは前半10分。大体大DF松尾のパスを受けたFW川西がペナルティエリア中央で近大DFを振り切り、シュート。大体大が先制する。さらにその2分後にMF村田が追加点を決め、前半42分に川西がこの日2得点目となるゴール。前半だけで3点を奪う。対する近大は、パスはつながるものの、シュートに持っていくことができない。前半の大体大のシュート数15に対し、近大は4。結局、近大の前半は終了間際のPKによる1点のみにとどまった。
後半も大体大の勢いは止まらない。開始早々4分、川西がこの日3得点目を頭で決める。その後近大はFW平石のゴールで反撃するものの、その3分後に失点。さらに、16分と21分にはまたしても川西にゴールを許す。川西は1試合5得点と大爆発。近大は43分にMF小笠原(4年)がゴールを決めるが、ここまで。大体大が7-3で近大を下し、2年連続の決勝進出と総理大臣杯の出場を決めた。
試合後、大体大・坂本監督は「つまらない失点が多かったのが課題。7点取れたのはたまたま。2部で戦う中で、2部という自覚はもちろん大切だが、プライドまでは失ってほしくない。関西選手権で1部のチームと対戦することで自信をつけていきたい」と語った。
1試合5得点のFW川西は「後ろから打つ練習をしていて、それを試合で出せてよかった。インカレに行くには、全国しかないので、全国に行けることにほっとした。来週の試合も勝ちたいし、全国で通用するようにもっと練習したい。」と意気込みを語った。
●2008年度関西学生サッカー選手権大会準決勝(6月1日・大阪長居スタジアム)
大体大 | 7 | 3-1 | 3 |
近大 |
4-2 | ||||
川西(10、42、49、66、85分) 村田(12、61分) |
得点者 |
枝本(44分) 小笠原(88分) |
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