立命、悔しい2回戦敗退
1回戦で現在リーグ戦首位のびわこ成蹊大を破り勢いに乗る立命と、2部ながら2回戦に駒を進めた前回大会王者の大体大の注目の対決。前半から積極的な攻撃を仕掛ける大体大に対し、連戦の疲れからか重い立ち上がりになった立命は相手の攻撃を凌ぐのがやっとで、なかなか攻撃の形を作れないまま後半へ。後半に入り、序盤こそ攻撃の姿勢を見せた立命だったが、徐々に大体大にペースを掴まれ、厳しい時間帯が続く。GK鈴木(3年)のファインセーブもあり、何とか失点せずに後半を終え、延長戦へ。
延長戦に入ってもなお大体大の攻撃は続く。そして延長前半1分、大体大DF藤春(2年)の左サイドからのドリブル突破にディフェンスが対応できず、完全にフリーな状態でシュートを許すと、これが先制点に。なんとしても反撃に出たい立命は延長後半7分、DF前野(2年)のペナルティーエリアまで切り込む果敢な攻撃が相手ディフェンスのファウルを誘い、PKを獲得。これをMF入江(4年)が冷静に決め同点に追いつく。
結局、延長戦でも決着がつかずPK戦へ。両チームとも4人目まで落ち着いて決め、続く立命のキッカーはキャプテンDF畑(4年)。しかし畑のシュートが相手GKの好セーブに阻まれると、その後、大体大5人目DF山道(4年)にゴールを決められ試合終了。立命の2回戦敗退が決まった。
試合後、監督は悔しさに言葉を詰まらせながら「夏の大きな大会を逃したのはつらいが、リーグ戦を通して、何かをつかみとる強さを求めていきたい」と話した。
●2008年度関西学生サッカー選手権大会2回戦(5月28日・西京極総合運動公園陸上競技場)
立命 | 1 | 0-0 | 1 |
大体大 |
0-0 | ||||
0-1 | ||||
1-0 | ||||
4-5(PK) | ||||
入江(107分) | 得点者 |
藤春(91分) |
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