神戸大、不満残る勝利
今年最多の114得点にも、選手らの表情は冴えなかった。「色んな人に見られてるのに、恥ずかしい試合をしてしまった」。立山コーチはため息をついた。
前日に行われた立命戦の疲れが残っていた。大接戦の末、強豪を下したが、その反動が肉体に現れた。身長では圧倒的に有利であるにもかかわらず、オフェンスリバウンドを取ることができない。足取りも重く、相手の速攻への対応も遅れた。
C蔵田とSF加嶋が両チーム最多の26得点を決め、力の差は見せつけた。だが、自分たちのミスで失点を重ねたことに、すっきりしない試合となった。
蔵田は「立命に勝って浮かれていた」。加嶋も「昨日の勝利に気持ちが緩んでいた」と反省の言葉を並べた。
明日はベスト16進出をかけて、びわこ成蹊大と対戦する。1部昇格を決めた2年前に、2部リーグで勝利している相手だが、「プレッシャーをかけてくると思う」と立山コーチは警戒していた。(記者=濱田直毅)
●男子第58回西日本学生バスケットボール選手権大会3回戦(5月26日・大阪府立体育館)
神戸大 | 114 | 29-21 | 72 | 名古屋外大 |
23-19 | ||||
27-13 | ||||
35-19 | ||||
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