大院大に先制を許すも、前半13分、DF井上(4年)のパスを受け、MF大森(3年)がシュート。左サイドから右サイドまで、テンポ良くパスを繋ぎ、相手を揺さぶった。見事な同点ゴールが決まる。「早い形で嫌な失点をしたが、1点を返せたのは良かった」。FW松田主将(4年)が笑顔を見せた。だが、そこから勢いに乗れなかった。

 前半33分、大院大に2点目を決められた。ここで同志社は1点を返し、2-2に持ち込みたかったが、態勢を立て直せず、追いつけないまま後半へ。

 そして迎えた後半だ。試合の行方を決定付ける3点目を入れられ、流れは完全に大院大へ。突き放された同志社はバランスを崩し、焦りが目立つようになる。後半29分には屈辱の4失点目、そのまま点を返すことなく試合が終了した。

 今までの総失点3だったところへ、いきなりの失点4。「自分たちの良さを失いつつある」と同志社・望月監督も落胆を隠せない。一方で、「まだまだ首位は射程圏内」と意気込みを見せる。「たまたま4点入れられただけと思って切り替えるしかない」と主将も次を見据えている。

●2008年度関西学生サッカーリーグ第8節(5月11日・大阪長居第2陸上競技場)
 

同志社 1 1-2 4

大院大

0-2
大森(前半13分) 得点者

小野(前半8分、後半14分)

大槻(前半33分)

佐藤(後半29分)