京産大、2年ぶり21回目の優勝
「(優勝して)ほっとした。京産大は勝って当たり前のところがある」(京産大・坂本主将)。石川俊紀監督の指導の下、同大会で21度目の優勝を手に入れた名門校京産大。しかし去年は無冠という屈辱を味わった。勝って当たり前と言われる京産大にとって去年は大きなスランプの年だった。
今大会は新チームになって初めて挑む大会。シード権を持たない京産大は一回戦、格下大経大との試合で去年の二の舞を踏みそうになった。試合開始早々、相手に3点シュートや速攻を何本も決められた京産大は自分たちのバスケができずに苦戦を強いられた。「相手をなめて入った。チームになっていない」(石川監督)。
その試合後から選手たちは反省を重ね、個人プレーに走らずチームで一丸になろうと決めた。
大院大との決勝戦。京産大は1回戦の時とはまるで違うチームだった。前半終了時点で35-35の同点となるも、京産大は自分たちのバスケを展開した。ゴール下での力強いプレーで得点を着実に重ねるSF田代。外から得点をかせぐ主将SG坂本。広い視野で相手の意表をついたパスを出す一年PG熊谷らを中心に自分たちの役割を守る安定したプレーを見せた。後半から持ち前の速攻で相手を一気に引き離し 60-48で第3Q終了。この時、SF田代は優勝を確信した。
次は5月24日から開幕する西日本選手権。「去年負けた浜松大にリベンジ」と坂本主将はもう前を見据えている。
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