「今日は何も言うことないでしょ」と土佐監督。昨年最下位の京大相手に一挙27点を奪い、記録的勝利を収めた。

 初回から打線が爆発。橋本の先制打から流れは確実に関大へ。6回には一挙6点を奪うと、全員野球で毎回出塁を決め、気づくと27点の猛攻撃。3番橋本、5番山地は4安打を決める猛打賞だ。

 京大も負けじと6回。1番屋城が右翼線へ三塁打を決めるなど、2点を奪うも、打線がつながったのは2回と6回のみ。後は関大伊勢の投球に抑えられてしまう。関大打線は最後まで京大相手に気を抜かず、27-2で1試合最多得点記録を27点と記録を塗り替えた。

 先制打を打った橋本は、今日の第2打席に放った中前安打で80安打目。2年生の頃、近大戦で怪我が原因で1年のブランクを経験している。それにもかかわらず今回80安打目を放ったことについて「まだまだ通過点ですね。100安打も目標というより通過点っすよ」(橋本)と笑顔で話した。課題としては「集中力が切れるときがある。どんな打席でも気を抜かずに望みたい」と最後は笑顔が消え、真剣なまなざしで話した。

●関西学生野球春季リーグ第4節1回戦(4月27日・南港中央球場)
 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
関大 3 0 5 4 1 6 0 3 5 27
京大 0 1 0 0 0 6 0 0 0 2

【関大】○伊勢、廣谷-田辺、永松
【京大】●水木、長原、西本、山下-表、森