木下さん「昨日のことのよう」
第1部では負傷者の小椋聡さん、中野皓介さんらが遺族・負傷者の思い、願いを来場者に訴えた。半年をかけて脱線事故時状況を描いた小椋さんは「事故後生活が一変した」絵を見たマスコミやJR職員のこんなに酷いとは思わなかったという感想に対し「まだ全然事故状況を認識していないのでは」と話す。小椋さんと同じ2両目に乗っていた中野さんは「事故後の3週間、病院で寝たきりの生活をしていた時、ニュースで事故を見て自分が生きていて良かったのだろうかと自問自答するようになった」と事故から3年経った今でも負傷者は苦しんでいることを涙ながらに話した。
第2部では息子の和哉さん(近大・当時3年)を事故で亡くした木下廣史さんは「JR西日本は事故の犠牲者と家族に対して説明責任を果たすべき」と訴えた。シンポ後、木下さんは「3年経ったような印象がない。昨日のことのように思える」と話した。
コメントを残す