「あなたたちを忘れない」
午前9時18分頃。事故現場に近づくと、車掌によって事故を伝える車内アナウンスが流された。車内は静寂に包まれる。電車は減速し、事故現場のカーブが終わるまで警笛を鳴らし続けた。通過時、乗客は合掌、黙とうするなど追悼の意を示した。 乗客の多くは毎日この路線を利用している。毎日見る事故現場。乗車していた高校2年の男子生徒は「中学の時から利用していた。他人事とは思えない。事故の大きさを改めて感じた」と話した。被害者、遺族を含め、乗客からも事故の後遺症を取り除くための時間はまだ必要だ。
JR西日本は宝塚、尼崎駅など7駅に記帳所を設置した。毎年記帳に来ている高校教員の角優美さんは「同世代の人が亡くなっている。3年が過ぎたけど貴方達のことは忘れることはありませんと記帳した」と話した。
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