近大は1点リードで迎えた3回、相手の四球やエラーなどで4点を追加すると、その後も点を加え、京大を突き放した。2回をはぶけばすべてのイニングで得点し、大量15点を奪った。

 投手陣は先発の谷口が「まだフォームが固まっていない」と言うように、6回2失点と苦しんだが、大量援護に守られて1勝目。安部の好救援も光った。

 京大は登板した5投手で12個もの四死球を与え、全員が失点。守備も5失策と崩れた。

 試合後、近大の榎本監督は大量得点にも「エラー3つは多い。荒木のトンネルのようなエラーは絶対に無くさなければ」と守備に注文をつけた。投手陣についてはリリーフで好投した安部について触れ「安部は球が高めに浮くこともあったが、いいボールを投げていた。(登板は)いつでもいける」と話した。

●関西学生野球春季リーグ第1節2回戦(4月6日・西京極総合運動公園野球場)
 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
京大 0 0 0 0 2 0 0 0 0 2
近大 1 0 4 3 2 2 2 1 15

【京大】●長原、山下、西本、綛谷、安土-表
【近大】○谷口、安部、三ツ井-石本、國本