関大の安打製造機として注目されているのが、ドラフト候補に名前が上がっている橋本。田辺主将、山路副主将とともに橋本は副主将として意見を出し合ってチームのために全力を尽くしている。

 「自分はしっかりプレーでひっぱる。全力で野球をしたい」。

 その姿を見た多くの下級生たちはアドバイスを求めるなどチーム全体の雰囲気が良い方向へ向かっている。またとにかく意見を出し合っていると橋本が話すように主将が田辺になってからミーティングの機会が増えた。
 
 関大は3月1日から12日まで安芸キャンプを実施。感覚をつかむことと、下半身をしっかり使うことを目標に午前はバッティング、午後は守備練習と調整を行った。

 関大の目標はもちろん優勝。憧れはイチローと話す橋本は4年生として最後のシーズン開幕を前に、「タイトルを狙う」と目標を掲げる。常に3割をキープし続け、上位の座を譲らない。その目標も、もはや夢ではない。関大復活に向かってその意気込みは十分だ。