今回UNNでは加盟大学に、大学における広告宣伝についての調査を実施。結果、神戸大など一部の国立大学を除くほとんどの大学で、「新聞、受験雑誌、WEB」など何らかの広告媒体を用いていることがわかった。

 広告代理店や新聞社の広告局などに制作や掲載を任せている大学は、「五大紙を中心に掲載している(関大)」などのように私立大学が中心だったが、予算がないなどの問題でなかなか外部に依頼できない、国立大学でも阪大などのように大学の広報誌を利用しているところもあった。また、広告掲載の時期や対象者・地域に関しては入学試験を意識し受験生やその両親などに向け西日本を拠点に4月頃から秋口まで展開する大学が主流だった。しかし、広告によって大学のイメージが浸透または変化したかという質問に対しては、(広告出稿する)すべての大学が「効果は明確につかみづらい」、「伝えたいことが十分に伝わっていない気がする」など受け取る側の感性に依存する部分が多い広告の難しさを滲ませた。