今調査は、UNN加盟大各キャンパスで12月中旬、大学3年生を対象に無記名アンケート形式で実施。65人から回答を得られた。

 就職活動を始めた時期は、「3年生の10~12月」という回答が41%で最も多く、3年生の秋頃からが就活の本格的なスタートを切るスタンダードな時期であるようだ。
一方で、「まだしていない、未定」との回答が29%を占めた。その理由に、理系の学生の大学院への進学が考えられる。
また、「2年生の1~3月」と早い時期からの就職活動も5%と少ないが回答されている。

 希望する業界は、メーカーが31%と最も多く、職種は企画が26%と最も多い回答が得られた。中でも総合職を希望する回答は69%と一般職に比べてかなり多いことがわかった。

 大学では、地方から進学する学生も多い。地元に戻って就職する「Uターン就職」について「したい」と答えたのは全体の2割にとどまり、「したくない」が残り8割という結果になった。「したくない」の理由としては「地元に魅力的な企業がない」が43%を占め、東京、大阪、名古屋などの大都市に企業が集中していることが影響しているようだ。

 「希望する会社に入ってしたい仕事ができないと感じたらどうするか」の問いには「希望と違う仕事でも取り組む」が46%とほぼ半数から前向きな回答。関連して、「会社を選ぶ優先順位」は、「働きやすさ」を挙げる人が全体の37%を占めトップ。仕事をすることに関して、「社会貢献」や「自己実現・成長するため」という意見や「経済的自立・生きるため」といった意見が見られた。

(今記事は、UNN加盟大各キャンパスで配布している本紙1月号中面にも掲載されています)