今契約の締結で、平成18年1月に行われた合併方針の発表以来の両大学間の協議に一応の決着がついた。今後は契約に基づいた対応に合併まで両大学は追われることになる。

 聖和大教育学部と関学文学部総合心理学科臨床教育学専修を母体として、関学教育学部および大学院教育学研究科が合併当日の平成21年4月1日、聖和キャンパス(現・聖和大キャンパス)に開設される予定。同学部設置により、幼稚園、小学校、中学校、高等学校の教員養成及び保育士養成が関学で可能となる。
学部では幼児・初等教育学科と臨床教育学科の2学科計350人、大学院では教育学研究科教育学専攻の博士課程の前期課程、後期課程計9名の入学定員を予定している。

 関学は平成20年4月に初等部を開校。聖和大が幼稚園を保有している為、今回の合併で、関学で幼稚園から大学院にかけての一貫教育も可能となる。
 一方、聖和大教育学部幼児教育学科、人文学部グローバル・コミュニケーション学科およびキリスト教学科、聖和大大学院教育学研究科幼児教育学専攻は、平成20年度入試をもって学生募集を停止。在学生の卒業をもって廃止する。該当学科、研究科の教職員は、全て関学で継続して雇用される。また、聖和大短期大学部は「関西学院聖和短期大学」と改名される。