「上原2世」、活躍誓う 大体大の村田
「上原2世」の誕生だ。大体大の村田は自身の巨人1巡目指名を別室で確認し、記者会見場に姿を現した。
「まだ実感はないが、とても嬉しい」。憧れの巨人入りに思わず、笑みがこぼれた。
昨年、大学野球選手権初制覇の原動力となりMVPにも輝いた最速147キロ右腕。5種類の変化球を自在に操り、打者を翻弄する。テンポの良い投球スタイルなどは、同じ巨人の大先輩・上原と共通するところがある。原監督も「上原2世になってほしい」と期待を寄せる逸材だ。
会見中に、尊敬する上原のコメントが早速届けられた。「ここで終わっては駄目。1軍で活躍してもらわないと困る」。プロの世界へ飛び込む後輩に対する、愛情たっぷりの忠告だった。それに対し、村田は「ここからが勝負だと思っている」とキッパリ。慢心などない。
外れ1位の評価が自身を一層、奮い立たせる。「大場世代とは言わせたくない」。巨人が最初に一巡目選択し、6球団競合の末に抽選を外した大場にライバル心を燃やす。「同世代のライバルや下の世代には勝ちたい」。
さらに、上原への弟子入りも志願した。「全てを聞きたい。できることなら一から十まで教えていただきたい」。あくまで貪欲に練習に取り組む姿勢を貫く。
「(将来は)日本球界を代表したい」。村田は「雑草魂」を継承し、栄光の巨人軍のユニフォームに袖を通す。
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