序盤苦しむも快勝
開幕戦で天理大に32年ぶりの敗北を喫し、苦しいスタートなった同志社。続く龍谷大戦で、WTB宇薄の3トライを含む8トライの猛攻で52-24で今季初勝利をあげた。
1勝1敗で迎えた関学戦。序盤から積極的にしかけたかった同志社だが、「立ち上がりがひどかった。この試合は雑な部分を取り除く試合だったのに」と中尾監督が話すように、関学に前半6分までに2本のトライを許した。ディフェンスの修正をして臨んだという関学戦だったが、簡単にゴール前に運ばれ、押し負けた。
しかしその後は同志社のペース。前半9分にNO8羽田が反撃のトライをあげると、主将・前川もこれに続く。WTB宇薄も3トライをあげる活躍を見せ、終わってみれば55-20と関学を圧倒した。
前節に続き8トライをあげる猛攻をみせた同志社だが、主将・前川は「繋ぎのところでミスが多かった。強いところと戦った時に、どこまでやれるか分からない」と話す。宇薄は「バックスで仕留めきれなかった。(点は)もっと取れたはず」と笑顔は無かった。
ミスと反則でリズムを崩しがちな同志社だが、それでもやはりバックスは魅力的。宇薄は既に今季7トライをマークし、4トライと不調に終わった昨季を早くも上回った。トライ王の復活に加えて、負傷欠場している釜池・森田・宮本らが早期に復帰すれば、逆転優勝も十分狙えるだろう。
全体的にミスと反則を減らし、バックス陣がどれだけいい形でボールを持てるかが今後の鍵となりそうだ。
●関西大学ラグビーAリーグ第3節(10月20日・宝ヶ池球技場)
同志社 | 55 | 22-15 | 20 |
関学 |
33-5 |
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