「春祭り」は10月6、7日に平安神宮・岡崎周辺で開催される同祭典のプレイベント。京都学生祭典を、より多くの人に知ってもらうための初の試みだ。5周年という節目を迎えた同祭典は、これまで以上に地域に根ざした祭を目指している。
 今回の「春祭り」では、同祭典オリジナル創作踊りの「京炎 そでふれ!」に地元の旭丘中、深草中から33人の中学生を迎えて乱舞した。参加した旭丘中3年の俣野遼人さんは「むちゃくちゃ楽しいです。10月の本番も頑張って踊りたい」と笑顔を見せた。目標としている地域に根ざした祭は、徐々に形になってきている。
 同祭典実行委員長の藤田卓也さん(京大・3年)は「踊りができて2年。蒔いてきた種が、やっと芽を出してきた。感慨深いです」と話し、「本番まで、あと5ヵ月。精一杯頑張りたい」と同祭典成功へ意欲を示した。
 「同じ学生が運営していることが凄いと思う。(10月の本番にも)是非、行きたい」と観客の竹下由佳さん(立命・2年)。市民・学生の双方に同祭典は浸透してきているようだ。