序盤、エキストラの好機をAT中村が生かし、先制。これで勢いに乗った京大は3点を奪いリードを広げるも、中盤には神戸大の速攻に脅かされる嫌な展開に。
 神戸大が追い上げムードに沸き始めた第3Q。
しかし、AT南部のゴールを皮切りに一気に突き放す。これで完全に試合の主導権を握った京大は第3Qに4点を追加。12-6で神戸大に快勝した。
 
 「ボールが来たら思いっきり投げてやろうと思っていた」という中村。思い切りが功を奏したのか、決勝戦で6点を挙げ、「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」に選出された。その選出後のインタビューで、日本ハムのヒルマン監督の名言「シンジラレナーイ」を絶叫し、会場を沸かせた。

 主将の奥野は「あくまで関西制覇は通過点。これからが一番大事。最後まで全速力で走り抜ける」と悲願の「日本一」達成を誓った。

 京大は12月9日、全日本選手権の準々決勝で東海学生1位の名城大と対戦する。
●第17回関西学生ラクロスリーグ(11月23日・長居球技場)
▽決勝戦
 

  1Q 2Q 3Q 4Q
京大 4 1 3 4 12
神戸大 2 2 1 1 6

 【京 大】中村6、池田2、植田、上村、南部、浅野
【神戸大】大島、福原、足立、中島、山下、林