▽近大・大隣憲司投手
 大隣はソフトバンクに希望入団枠での指名を受けた。3年春のリーグ戦から不動のエースとして活躍。近大を4季連続で優勝へ導いた。第54回全日本大学野球選手権では1試合19奪三振の大会記録を樹立。4年の秋季リーグ戦では、巨人に希望入団枠で指名された立命の金刃との投げ合いを制し、自身初のノーヒットノーランを達成した。
 大隣は「一年間は一軍にいること。ローテーションに入れてもらって、できれば二桁勝利と新人王を獲れるように頑張っていきたい」とプロ1年目の目標を掲げた。

▽立命・金刃憲人投手
 巨人に希望入団枠での指名を受けた立命・金刃。金刃は2年時からエースを務め、ノーヒットノーランも達成。近大・大隣とともにアマチュア球界屈指の左腕との呼び声もある。直球、スライダーを武器に4種の変化球を投げ分け、調子に左右されない投球を見せる。
 巨人では1年目から先発ローテーションの一角として期待される。金刃はその巨人について「伝統あるチーム。その中で自分が投げられるのはすごいこと」と話す。また1年目の目標を「先発として1年間ローテーションを守り、優勝に貢献したい」とし、低迷中のチームを救う決意だ。

▽関学・清水誉捕手
 阪神に4巡目に指名された清水。勝負強い打撃と、二塁送球1.8秒の強肩が売りだ。課題の打撃を克服し、攻守に渡りチームへ貢献したい。
 目標とする選手は同じ阪神の矢野捕手。「試合や練習について、自分と矢野さんの考えの違いを聞きたい」と話す。
 また、「阪神は関西で人気の球団。自分がキャッチャーとして活躍できるように頑張りたい」と早くもレギュラー取りを目論む。そして、「日本一のキャッチャー」へと成長し、トラを牽引する。